飯塚 雄基
YUKI IIZUKA
2016年入社 エンジニア職

ヴァル研究所への印象について
私が初めてヴァル研究所を知ったのは、合同企業説明会です。
名前がおもしろそうだな、というゆるい理由でブースを訪ねました。すると、IT企業にも関わらず、ディスプレイや端末・機器がひとつもなく、ただ椅子が並べてあるだけのレイアウトだったんです。
なかなか意表を突かれましたが、実際にお話して感じたのは、その自然体さ。包み隠さず本音で話してくれているのかな、と。また、私を「就活生」というくくりではなく、私個人を、自分をしっかり見てくれている印象でした。
会社の空気が自分に合うかを重視していろいろな企業を見ていたので、この説明会や社内見学を通して、「ここなら合いそうだな、ここで働いてみたいな」と。

実際に入社してみたら、やっぱり自分に合うな、と実感しました。
ある日、ふと思いついて会社の「キッチン管理ツール」を作りました。ヴァル研究所にはキッチン(給湯室)があるのですが、以前はコーヒーやミルクなどの在庫や発注をアナログ管理していて。それを、うまく効率化できたらいいな、と。
趣味的に作ったものなので、正直受け入れられないんじゃないかなあと思ったのですが、実際は「すごいね、どうやって作ったの?」「すごく便利じゃん、ありがとう!」と好評で。今では後輩がこのツールを使ってくれています。
もともと作ることが好きなので、ものづくりの会社ということで合っていたのですが、こんな風に、私のような若手のやることも、しっかり見てくれて、認めてくれて、フィードバックしてくれる風土も自分に合っているなと感じています。
仕事でのエピソードについて
配属後、特に印象深かったのはコミュニケーションのしやすさです。
ヴァル研究所には、オフィスのいたるところに「かんばん」というものがあります。ソフトウェア開発手法のひとつなのですが、簡単にいうとホワイトボードにタスクの付せんを貼り、チームの状態を見える化する仕組みです。
私は「駅すぱあとWebサービス」という商材の開発チームに所属しているのですが、このチームでは毎朝かんばんの前で朝会、いわゆる朝礼をしています。

初めて見た時は「IT企業なのに、ホワイトボードと付せんでアナログ管理……?」と困惑しましたが、すぐにその価値に気付きました。
チームの状態を見える化できるのはもちろんのこと、コミュニケーションのしやすさにもつながっていたんです。
配属されたばかりの頃は、あまり迷惑をかけたくないな、という気持ちもあり、先輩や上司に声をかけるタイミングがわからなくて。
でも、かんばんで私の状況が誰にでも見えるようになっているので、「詰まっているところがあるの?」「今週、タスク多いけど大丈夫?」「余裕そうだから、もうちょっと難易度高いのができそうだね」と、先輩たちが気付いて声をかけてくださるんです。また、他のメンバーの方々の状況を見て、「自分にできることはないかな?」と仕事をとりにいくこともできます。
このようにかんばんや付せんを媒介にして、話す「場」が作られることで、話しやすさが段違いで。
他にもチャットや社内SNSなどさまざまなコミュニケーションツールがあって、年齢や社歴に関係なく話しやすい雰囲気があるので、すごく助かっています。
開発についてはもちろん、お客様への資料作りや説明の仕方、言い回しのようなことも気軽に共有、相談できます。
何かをアウトプットすると、上司や先輩方からすぐに「もっとこうした方が良いんじゃない?」「少しずれてるから一度すり合わせよう」とフィードバックいただけたり、反対に私が「それはちょっと違和感があります」「こういうアイデアがあります」と意見を言えたりもするんです。
こんな風にラフに、かつ早くコミュニケーションできる環境が、仕事やその成果にもつながっているのかな、と感じています。
今後の意気込みについて
就職活動中は「会社の空気が自分に合うか」「一緒に働きたい人がいるか」を重視していましたが、その点で私はヴァル研究所がフィットして良かったです。
社員同士のつながりが強く、またメンバーが尊重しあっていて、ラフに早くコミュニケーションがとれる。誰かが悩んでいたら、自分事として考える。そんな文化が根付いている会社だと思っています。
今後は、私が先輩方にしていただいてきたように、後輩や他メンバーの方々をフォローしたり、気さくに話せる関係性づくりを行ったりして、この文化や社風をつなげていきたいですね。
エンジニアとしては、私が開発している「駅すぱあとWebサービス」は会社として注力している商材なので、その開発チームのなかで主戦力となれるように、もっともっと知識と経験を積んで成長したいです。
また、チームがより働きやすくなるために、チームとしてより高いパフォーマンスを生むために、俯瞰視点で行動できる人間になりたいと考えています。

※このインタビュー内容は、2018年11月に行った内容です。