榎本 美穂
MIHO ENOMOTO
2018年入社 マーケティング職

面接時のエピソードについて
私は小さい頃から読書が好きで、いわゆる“本の虫”でした。どんな本でも楽しくて、児童文学や小説から図鑑、辞書なども読んでいて、特に小学校高学年の頃くらいからはより、読む本の幅や種類が広がっていきました。

どれだけ読んでも、新しい本に出会うたびにまた発見や疑問が湧いてくるので、いつしか「一生の中で知られることは限られているのだから、死ぬまで一生勉強したいな」と考えるようになりました。
ちなみに今読んでいる本は『認知心理学(著:箱田 裕司、都築 誉史、川畑 秀明、萩原 滋)』です。おもしろいのでおすすめです!
そんな私がヴァル研究所への就職活動で一番記憶に残っているのは、最終面接で言われたある一言です。
最終面接で、面接官の方に「ご縁があった際、貴社へ入社するまでに何をすべきでしょうか」と質問しました。
その回答は一言、「勉強してください」。
私がいままでやってきたこと、考えを肯定してもらえたような、後押ししてもらえたような気がして。
とても嬉しかったことを、今でもはっきり覚えています。
ヴァル研究所への印象について
ヴァル研究所は設立40年という、IT企業のなかでは歴史がある会社です。でも、抽象的な表現になりますが、ベンチャー企業と老舗企業の間というか。絶妙なバランスの空気感がある会社だと感じています。
私なりの解釈ですが、その理由は社員である「人」に起因していると思います。
若手社員はもちろん、中堅から取締役の上役の方まで、好奇心旺盛な人が多くいます。
例えばエンジニアのみなさんは技術のトレンドに敏感で、セミナーや勉強会にも積極的に参加したり、発表したり、そこから得た知見・ノウハウを社内で実践して。営業やマーケティングのみなさんも、開発チームの手法を柔軟に取り入れてみたり、顧客や競合他社、業界ニュースなどを日々ウォッチして、それをもとにアクションを起こしています。
また、社内のコミュニケーションツールでも、いろいろな情報を共有し合っていて、トライして、フィードバックして、というサイクルがあります。
そういう「人」という背景もあって、新しいものを取り入れたり、合わなかったらすぐに変えたり改良したり、まずやってみよう! という社風があるのかな、と感じています。
仕事について
私は現在、iPhone・Android向けの「駅すぱあと」アプリのプロモーションを行っています。
さまざまな業務がありますが、具体的なことで言えば、アプリのアイコンデザインもそのひとつです。
アプリのアイコンは、まさしくアプリの「顔」だと思います。その大事なアイコンデザインを、配属されてすぐに任せていただきました。先輩から「秋っぽいもので、榎本さんのアイデアに期待してる!」と。
そこで、秋を連想させるさまざまな案を作り、先輩方に視認性やわかりやすさの観点からダメ出しを受けて、直して、またフィードバックいただいて……。最終的に通ったのが「とんぼ」をあしらったデザインでした。
思ったよりも時間がかかってしまって大変だったのですが、先輩方に「すごく良くなった! 秋っぽくてかわいい!」「余白が絶妙で見やすさもばっちりだね」とたくさん褒めていただけて。実際にリリースされてホッとした記憶があります。
リリースされて数日後、Twitterをふと見ていた時に、スクリーンショット付きで「駅すぱあとのアイコンが秋仕様になってる! かわいい」とか「駅すぱあとのアイコン、頭にとんぼが止まってる! 秋だなぁ」といった利用者の声を発見しました。

「見てくれている人がいるんだ!」ととても感動しました。
利用者の方々に秋を感じて欲しいという目的も達成できて嬉しかったです。
このアプリのアイコンデザインに限らず、自分がやったことに対して先輩方や利用者の方々が評価してくださること、そしてさらなる学びや気付き、発見があることがとても面白く、やりがいがあります。
今後の意気込みについて
ヴァル研究所にはさまざまなタイプの先輩や上司がいますが、なんというか、みなさんとっても優しいです。
助言や指導をしてくださる時、「理由」と「根拠」をセットで教えてくださったり、私が「言語化できていないモヤモヤ」を持っていたら丁寧にヒアリングしてくださったり、成長を後押ししていただいているんだな、と日々感じています。
そんな中で、今後の意気込みとして、「ものづくりをする人たち」をまとめられる・育成できる人間になりたいと考えています。
ひとりでできることはそう多くないと思うのですが、複数人でチームを組んで、それも強いチームになれれば、ひとりではできない世の中の課題解決や、わくわくする新しい価値を生み出すことができる。そう信じています。
今はまだ教えていただいてばかりで、進みたい方向へ進ませてもらっているような状態ですが、ゆくゆくは良いサービスや良い製品を提供できる・開発できるチームのマネジメントも携われるように、これからどんどん力をつけていきたいです。

※このインタビュー内容は、2018年11月に行った内容です。